小規模経営の会社や、個人の企業主の方に利用されている「レンタルオフィス」は、わざわざ賃貸契約や、内装・設備の手配などをしなくても、手軽に事務所を利用できるのが魅力です。
コストや手間を最低限に省いてくれる「レンタルオフィス」ですが、中には「スペースも要らない、オフィス関連のサービスだけ受けたい」という方もいらっしゃいます。
そのようなニーズに対応しているのが「バーチャルオフィス」という形態のサービスです。
「会社の事務所としての法人登記代行」や、「郵便物の受け取りなど私書箱代わりとして利用」などいろいろなサービスがありますが、多くの方に利用されているのが「電話代行サービス」です。
具体的にどのようなサービスなのか、詳しく説明していきましょう。
電話転送サービス
あらかじめ登録しておいた電話番号に転送されるものです。
このタイプでは、電話番号を貸し出してもらうという形にとどまりますので、実際の電話応対は依頼者自身で行います。
実際の事務所は地方にあるが、東京都心の一等地の住所や電話番号を使用して、顧客や取引先の信用度をアップするというメリットが得られます。
電話番号とともに、住所も使用することで、会社登記をして節税対策や経費の削減をすることも出来ます。
また、自宅兼事務所として使用している方は、自宅の住所を公開せずに済みます。
電話応対サービス
転送サービスとの違いは、コールセンターでオペレーターによる電話応対をしてくれるという点です。
基本料金+電話応対1件につき数百円といった料金設定のところが多いようです。
電話応対サービスを利用する場合は、料金だけでなく、オペレーターの質も非常に重要です。
応対の悪いオペレーターによって、大切な顧客や取引先を怒らせたり、失ってしまったりするようなことは避けたいですよね。
残念ながら、そういった「電話代行サービス」のバーチャルオフィスもありますので、しっかりと確認して選ぶことが大切です。